【ヴィクトリアマイル】ソダシ須貝師が満面の笑みで「何かある? 文句ないでしょ」

公開日:2023年5月10日 14:00 更新日:2023年5月10日 14:00

調教マル特チェック

ソダシ     A
「何かある? 文句ないでしょ」と須貝師。満面の笑みで囲んだ報道陣に逆取材するほど、軽快で力強い動きをみせた。早めの帰厩から、じっくりと時計を出すのが“ソダシ”スタイルで、今回も帰厩は3月9日。そこから2カ月乗り込み、4月5日の時点でCウッドでは6F81秒2、1F11秒7を出していた。特にこの3週は抜群。2週前が81秒0、11秒6で、いつものパターンでびっしりと追われた1週前は6F78秒8、1F11秒4。エンジンをフル回転させたことで、けさの坂路追いはテンからストライドがよく伸びたフォームで駆けた。鞍上の手綱は全く動かないままで、ゴールが近づくにつれグングンと伸びて2F24秒4―11秒9をマーク。昨年より完成度が増し、連覇を期待できる動きだ。「ストレスもかかっていないし、文句のつけようがない。これで準備は整ったね」

ルージュスティリアA
 3連勝で挑んだ阪神牝馬Sが1番人気に推されながらも⑥着。それでも敗戦ショックはなく、デキは目立つ。先週の坂路追いも際立つ動きで4F51秒4、ラスト2Fは23秒5―11秒7が出たほどだ。先週のひと追いでもう十分。今週はBコース半周の後、4F54秒7と流した程度。それでもラスト1Fは楽に12秒0だから満点の素軽さ。非常に高いレベルでデキを維持している。

ソングライン  B
 サウジアラビア遠征後は、輸入検疫→着地検査を経て4月14日に帰厩した。2週前から戸崎がまたがり、ウッドで3頭併せを消化。前走は少々覇気のないレースぶりだったことを受けて、今回はハードな調整をこなしている。直前も同様のパターンで5F67秒6―37秒2をマーク。3頭の真ん中から1F11秒3で、シャープな伸びを見せた。林師は「前走の反省を踏まえて、今回は踏み込んだ調整を。それに馬も応えてくれてます。何とか結果を出したいですね」。

メイケイエール B
 高松宮記念⑫着後は放牧でリセットして4月21日に栗東へ。今週は先週に続いて池添騎乗でCウッドの半マイル追いだ。いつものように前半はゆっくり入り、3F標過ぎにギアが入ると頭を上げて行きたがるシーンも。結局、4F52秒0、ラスト3F35秒3―11秒5のハイラップでゴールを駆け抜けた。動きだけを切り取れば文句なしだが、繊細すぎる面は引き続きの課題か。鞍上は「先週が思ったより速くなったので、今週は直線だけ。息遣いは良かったです。行きたがる面はありましたが、コントロールは利いた。うまくいきましたよ」と納得の表情だ。

スタニングローズB
 今シーズン初戦の中山記念⑤着から大阪杯は回避。それでも放牧を挟んで今回は順調にきているのがいい。4月21日に栗東へ戻ってからは坂路で丹念な乗り込み。先週はラスト1F12秒0を計時して軽快さをアピールしていた。今週は上がり重点で坂路4F54秒4、ラスト2F25秒0―12秒0をマーク。素軽さが十分に感じられる脚運びで、まともに追えばまだまだ時計の出ていた余韻たっぷり。馬体の張り、毛ヅヤも◎で、きっちり仕上がったとみていい。

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