【NHKマイルC】セッションますます快調

公開日:2023年5月3日 14:00 更新日:2023年5月4日 11:17

調教マル特チェック

セッション    A
アーリントンC②着後もますます快調といったところか。先週金曜にはCウッドでラスト1F11秒3。この時の脚さばきも実に軽かったが、今週はさらに上を行く動き。坂路で4F53秒8、ラスト1Fは11秒8! これでも馬なりで、まだ時計が出る余韻たっぷりだった。攻め馬は動くタイプとはいえ、攻め内容なら関西勢でも最上位か。本番が楽しみになってくる。

フロムダスク   A
 攻め馬が目立つ森厩舎とはいえ、この馬の気配の良さは特筆もの。先週までに坂路で好時計を連発し、中には4F49秒1の猛時計も。そして今週は4F53秒6で、ラスト2Fは24秒4―11秒8。ラストまで俊敏に伸び切っていたのが印象的だ。サウジ帰りでも気配は◎。申し分ない状態に仕上げてきた。

ショーモン    B
 アーリントンC③着から中2週。間隔は詰まっているが疲れ知らずだ。先週に坂路できっちり時計を出して、今週も並走追いをこなしてきた。最後は半馬身遅れだったが、目イチで追ってきた相手に対してこちらは持ったまま。それでいて4F53秒5、ラスト2Fも12秒4―12秒1の加速ラップで締めたから上々だ。明らかに前回時より動きは上がっている。馬体も引き締まってバランスのいいもの。文句なしの仕上がりといえよう。鮫島駿も「時計は指示通りに走れました。前走の追い切りでも乗りましたが、今回は突かれる追い切りでより一層、ハミを取ってくれました。動きに素軽さも感じ、いい雰囲気です」。

ダノンタッチダウンB
 重馬場の皐月賞は⑱着大敗。そこから中2週でさすがに反動が心配されたが、結論から言えば問題なし。先週27日にも坂路でラスト1F12秒3。そして今週も4F54秒1、ラスト2F25秒0―12秒1。特にこの馬特有の雄大なフットワークは相変わらずで、四肢が伸びた走りはひと際、目を引くものだ。これなら皐月賞の結果はオミットできる。得意のマイルで反撃態勢はできている。安田隆師は「間隔が詰まっているのでサッと。前走は3角で終わった競馬でレース後、すぐに息も入った。まったくダメージはないですよ。前走の通り、道悪は上手でないのであとは天気がどうか」と。

クルゼイロドスル C
 1月中山のジュニアCを勝った後は放牧を経て3月22日に栗東へ。坂路で立ち上げ始めて前2週はCウッドで負荷をかけて仕上げてきた。その先週でほぼ態勢は整ったから今週の坂路は馬任せで4F53秒8、ラスト2F25秒6―12秒8。少しでも追えば楽に時計が詰まりそうな軽い脚さばきではあった。トモの張りも十分で、いかにもここ目標にきっちり仕上げてきた印象。悪い意味の“C”評価ではない。

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