【天皇賞1週前】タイトルホルダー「今年の方が順調」(栗田徹師)
公開日:2023年4月19日 14:00 更新日:2023年4月19日 14:00
始動戦の日経賞で貫禄を見せつけたタイトルホルダーが天皇賞の1週前追い切りに臨んだ。
けさは横山和を背にウッドへ。古馬オープンのアライバルを追走する形で6F80秒3―36秒0、1F11秒2の好時計をマークした。直線で目いっぱいに追う僚馬を横目に持ったままで突き放し、余裕の2馬身先着。
「昨年と同じローテーション(日経賞→天皇賞)だけど、今年の方が順調ですね」と栗田徹師がうなずく。春の盾連覇に向けて不安材料は一切ない。
栗東でも各馬が1週前追い切りを行った。
ステイヤーズS→サウジ・レッドシーターフHを制したシルヴァーソニックは開門直後にCウッド入り。3頭併せを行った。中アイキャンドウイット、外シロニイを見る形から内へ入れ、ラスト1Fをしっかりと追われた。力強い伸びで6F83秒1、3F37秒4─11秒3をマーク。アイキャンと併入し、シロニイは1秒千切ってきた。岩崎助手は「年齢を重ね、戻ってくるたびによくなっています。充実しています」。
阪神大賞典勝ちのジャスティンパレスは高倉が騎乗(レースはルメール)してCウッドで併せ馬。
先行するブライトファントムを2馬身ほど見る形から、直線で外へ。反応よく、2Fを11秒4─11秒4のフィニッシュで1馬身先着した。全体時計を81秒0でまとめたが、全体的に馬体に厚みが増してきた。明け4歳春を迎えて完成度は高くなっている。
阪神大賞典②着から参戦のボルドグフーシュは川田を背にCウッドで単走。終始、楽な手応えのまま、6F82秒8─37秒5、1F11秒3を馬なりでマークした。前走と比べるとフットワークは軽快で、促されてからの反応も速い。使った効果は大きいと判断していい。
見届けた宮本師は「いい1週前追い切りでしたね。川田騎手からは〝前走の追い切りよりも、いい感じ〟と言ってもらえたよ」と満足げな表情だ。