GⅠ②着馬がアウト!? 異常なほど高い桜花賞出走のボーダーライン(ネットオリジナル)
公開日:2023年3月22日 14:00 更新日:2023年3月22日 14:00
今週から春のGⅠシリーズがスタート。同時に、3歳クラシックの出走予定馬もほぼ確定してきた。
そこで今年、話題になっているのが桜花賞の出走ボーダーラインの高さだ。
優先出走権を持っている馬は以下の8頭。
モズメイメイ チューリップ賞①
コナコースト チューリップ賞②
ペリファーニア チューリップ賞③
シングザットソング フィリーズR①
ムーンプローブ フィリーズR②
ジューンオレンジ フィリーズR③
トーセンローリエ アネモネS①
コンクシェ アネモネS②
収得賞金順 (万円)
4250 リバティアイランド
3850 キタウイング
2750 エミュー
2600 ブトンドール
2400 ライトクオンタム
2250 ハーパー
2000 ドゥーラ
2000 ラヴェル
2000 リバーラ
1750 ドゥアイズ
----------------------------------------
1700 シンリョクカ
1650 メイクアスナッチ
1600 ダルエスサラーム
以下、省略
となっている。
トライアル3鞍ではこれまで賞金面では桜花賞出走が難しかった馬が権利を取ってしまい、どんどんハードルが上へ。注目したいのは1700万円のシンリョクカ。GⅠ阪神ジュベナイルフィリーズの②着馬だが、GⅠ連対馬でもボーダーラインより下ということになっている。
今後、出走を見送る馬が出てきて、ギリギリセーフとなるかもしれないが、GⅠ②着馬が出走できなかったら、これは異常事態と言えなくもない。
昨年のダービーでは前年のサウジアラビアRCの勝ち馬コマンドラインが除外されたことが話題となった。以前より2歳重賞が増加したうえに、早々と多くの賞金を稼いだ馬はブッツケで本番に挑む傾向か。その分、トライアルからの優先出走権を重賞勝ち馬が埋めてしまう可能性が低くなり、現在のクラシックは重賞を勝っていても、GⅠで②着しても安心できないということか。
現在のところ、皐月賞は1200万円程度と言われている。ホープフルSの勝ち馬ドゥラエレーデが今週のUAEダービーに出走することもあり、こちらの方はまだボーダーラインは低めだが、これも今週の毎日杯の結果や、あるいは「与しやすし」とみて牝馬が回ってくる可能性も否定できない。
以前よりも出ること自体が大変となった3歳クラシック。まずは高松宮記念当日の、桜花賞登録馬の発表を待ちたい。