【京都記念】エフフォーリア心房細動で競走中止
公開日:2023年2月13日 14:00 更新日:2023年2月13日 14:00
脚元でなかったのは不幸中の幸いだが…
明暗が分かれた2強――。ドウデュースが“明”なら、“暗”はエフフォーリア。
前半は復活を感じさせる走りにも見えた。スタートを決めると行きっぷり良く2番手へ。昨年の不調時とは違って前進気勢もあり、本来の走りが戻りつつあった。
ところが勝負どころで一変。ドウデュースが外から勢いよく進出してきたのとは対照的に、手応えが怪しくなって4コーナー入り口を待たずしてズルズルと後退。結局、決勝線手前でジョッキーが下馬して競走中止となった。
「急に止まって。心房細動だったみたい。あれではどうしようもないね」とは鹿戸師。程度次第では競走能力にも関わる脚元ではなかったことが不幸中の幸いだったが、昨年のダービー馬が輝きを取り戻したのとは、あまりにも明暗が分かれてしまった。
横山武も「前半は良かったのですが……」と悔しそうに話したが、トラブルがあったとはいえ、結果を出せなかったことは事実。加えて、次走は再度の立て直しとなる。一昨年の有馬記念①着後は4連敗。復活の時はいつ訪れるのだろうか。