エヒトでビッグ馬券。
3歳時は8戦して未勝利の1勝止まりだった。それが4歳時の昨年は10戦して1、2、3勝クラスをV。とりわけオープン入りを決めた暮れのサンタクロースSはメンバー最速の3F35秒1の末脚を繰り出して3馬身差をつける圧勝劇だった。
5歳の今年は重賞に2回出走している。初戦のアメリカJCCは手応え良く中団を追走したが、勝負どころでは前の馬が下がってきて踏み遅れ、直線でも前が壁になり、引っ張る場面があった。それでの0秒7差⑨着。
続く京都記念も中団から。直線ではしっかりと脚を伸ばして、逃げ馬と3番手で決まった展開の中、0秒4差⑦着で、決して内容は悪くない。
この2戦はともにGⅡの別定戦で56キロを背負っていた。今回はGⅢのハンデ戦で54キロ。相手関係、斤量ともに楽になるのはいい。
前走後はリフレッシュ放牧を挟んで調整されてきた。6月21日に戻り、23日に早々と坂路4F52秒3―11秒9をマーク。その後も26日に50秒0―12秒1、29日に51秒7―12秒0、7月3日に49秒2―11秒5と好時計を連発。7日には51秒6―11秒9の総仕上げだ。
このレースは過去10年で6番人気以下が2勝、②着5回、③着9回と毎年、16頭が圏内入りしている。今年の波乱の使者に抜擢したい。
【小倉11R・プロキオンS】 本命はヒストリーメイカー。
まだ重賞勝ちはないものの、中央、交流重賞で②着3回、③着2回。ここ2走のアンタレスS⑨着、平安S⑮着で見限りたくはない。
先週に続いて、今週もCウッドで併せて6F81秒4―37秒1、1F12秒2。直前が坂路だった前2走時以上に攻めてきた。変わり身があっても。
予想のスタンスはビッグ配当狙い。取材、データなどをいろいろと取り入れて、波乱ありと踏めば、超大穴にも◎を打っています。
今でも時折、ファンに話しかけられるのが、92年エリザベス女王杯でアッと言わせたタケノベルベットです。ぶっつけのGⅠ挑戦で、91・3倍のブービー17番人気と全くの人気薄でした。
それでも、前半戦で3勝を挙げ、チューリップ賞で③着と素質の高さは間違いなし。名伯楽・小林稔師の仕上げも万全ムードです。
レースはまくりが決まり、②着が○の2番人気メジロカンムリ、③着が▲のニシノフラワー。導入2年目の馬連が7万470円もつけて喜びました。
ただ、こんなことも。1週前の菊花賞では馬券を大きく踏み込んで惨敗。それで女王杯は控えめに……。
これからも僕だけでなく、ファンの記憶に残る鬼穴を探していきます。