木津のジョッキー直撃!

【木津の日曜競馬コラム・みやこS】

公開日:2019年11月2日 17:00 更新日:2019年11月2日 17:00

 大野と高木厩舎の縁は深い。

 高木厩舎は06年の開業以来、先週まで250勝している。その騎手別勝ち鞍を見れば、大野の重用ぶりは一目瞭然。

 断トツの62勝をマークし、2位の蛯名の38勝を大きく引き離している。重賞7勝中、3勝は大野が挙げたもの。初めてのGⅠ勝ちとなった14…

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木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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