【札幌記念】シェイクユアハートこれぞハーツクライ産駒の上昇力だ
公開日:2026年8月17日 14:00 更新日:2026年8月17日 14:00
次は天皇賞・秋で初GⅠ取り
これこそがまさにハーツクライの上昇力ではないか。札幌記念を制したシェイクユアハートだ。
2歳時に2戦目で未勝利を制したが、1勝クラス勝ちは3歳夏の札幌開催。秋には2勝クラスも連勝したものの、そこからが長かった。
3勝クラスでは5戦連続を含み、②着が7回も。③着も4回あり、崩れはしないが、とにかく勝ち切れないイメージが強い馬だった。
それを打破したのが昨年の垂水S。5歳6月にようやくオープン入りを果たした。
続く小倉記念で②着すると、暮れには中日新聞杯で重賞初制覇。そして今年は金鯱賞、札幌記念とGⅡを2勝した。もうあとはGⅠだけだ。
しかも、今回の札幌記念は決して有利ではない15番枠。4コーナーもかなり外を回った。それでいて二千メートル1分58秒2のレコード駆け。タスカータソルテが同じ札幌記念で1分58秒6のレコードをマークしたのは08年だから、実に18年ぶりに塗り替えたことになる。
条件馬の頃からほぼ二千メートル戦にこだわって出走し、重賞3勝もすべて二千メートルだ。となれば、おのずとこの先の目標は秋の天皇賞。オンリーワンといってもいい。その結果次第では暮れの香港カップか。
デビュー以来、自身の最速上がりが33秒2。東京の長い直線でどれほどの脚が使えるかだが、3月の金鯱賞は“ないところ”からの差し切りだった。この時の上がりが33秒5。32秒台の脚を要求される展開、馬場になると疑問符もつくとはいえ、それ以上に魅力なのが今年に入ってからの底を見せない上昇度である。
主戦・古川吉も48歳とすでに大ベテランの域。天皇賞の時には49歳になっている。
だが、GⅠ勝ちとなると97年の阪神3歳牝馬S(当時、現在の阪神ジュベナイルフィリーズ)=アインブライドから遠ざかっている。当時は20歳の若手だった。
人馬ともに楽しみしかない秋の天皇賞。今後は直行の予定とのこと。馬は初GⅠ、鞍上は29年ぶりの美酒となるか。


























