まだ1開催終わっただけだが、リーディングに起きている2つの異変

公開日:2026年1月29日 14:00 更新日:2026年1月29日 14:00

スロースターターのルメールが早くもトップに

 先週の競馬をもって、今年もすでに1開催が終了した。そこで各種リーディングを見ていくと、いろいろと〝異変〟が起きている。この勢いはどこまで続くのか。そして、この先はどうなっていくのだろうか。

 ジョッキーはルメールがトップ。これが、まず異変である。というのも、例年、ルメールはスロースターターだからだ。

 先週までに12勝。ここまでの9日間(2週目は3日間開催)のうち、初日から3日目までは恒例となった正月休みで、わずか6日間の騎乗でトップに立っている。

 もちろん、あれほどのジョッキーだから、毎年立ち上がりが遅いわけではない。

 24年は初日の金杯デーのみ騎乗せず、1開催が終わった時点ですでに14勝。21年も同じスケジュールで16勝していた。

 一方で23年は同じ中山1開催の終了時点で3勝止まり。初日から3日目まで休み、4、5日目は未勝利で、6日目に12鞍目にしてようやく初勝利を挙げている。昨年も現時点では6勝だった。

 特に今年の注目点は連対率の高さだ。

 ここ5年の同時期の成績はこう。

    ① ② ③ 外 連対率
 22年12 6 3 26・383
 23年3 3 3 22・194
 24年14 5 4 21・432
 25年6 2 5 10・348
 26年12 8 5 13・526

 5割超えの好成績は過去になかったこと。今年はいつも以上に調子がいいといえる。

 先週土曜は小倉に遠征し、ジョスランで小倉牝馬Sを勝利。全10場重賞制覇も達成した。

 昨年は11月9日にようやくトップに立ったルメール。しかし、最終的には140勝で、2位戸崎に8勝の差をつけていた。

 今週からスタートする東京は、昨年に自身の勝ち鞍の半数以上の74勝を挙げている。2位戸崎が42勝だから、ここでさらに差が広がる可能性までありそうだ。

シルバーステートが大きくジャンプアップ

 種牡馬では勝ち鞍の1位(以下、すべてランキングは賞金ではなく、JRAでの勝ち鞍順)はエピファネイア。13勝と好スタートを切っている。

 だが、2位は少し意外か。10勝でシルバーステートがランクインしているのだ。

 エピファネイアは昨年120勝で3位。今年3位のドレフォンは96勝で4位だった。

 では、シルバーステートはというと、49勝で18位。大きくジャンプアップしていることが分かるというもの。オープン以上の勝利はリリージョワの紅梅Sのみだが、今後はオープン馬も続々と重賞に顔を出してきそうだ。

 昨年は重賞3勝。ランスオブカオス=チャーチルダウンズC、セイウンハーデス=エプソムC、ラヴァンダ=アイルランドTである。つまり、千六から千八あたりがベストか。

 シルバーステート自身は新馬戦②着のあと、千六~二千で未勝利から3勝クラスまで4連勝。だが、3歳時、4歳時と屈腱炎を発症し、結局、一度もオープンで走ることがない未完の大器だった。

 ディープインパクトの後継種牡馬としてはキズナが一歩リードしている形で、次いでリアルスティールだが、今年はシルバーステートが割って入ってくるか。注目の一頭である。

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