メリオーレム
上がり馬らしくグングン力をつけてきた印象がある。
6月東京の3勝クラスを勝って放牧へ。帰厩後は坂路、コースを併用して乗り込んで2週前にはCウッドで6F81秒8、1F11秒1。先週は川田を背に1F11秒0の好時計をマークするなど、しっかりと負荷をかけてきた。これだけやれるのも具合が良ければこそだ。
今週は坂路で整える程度。馬任せだったため、全体時計は4F53秒7にとどまったが、上がり2Fは24秒4―11秒9。切れのある動きは今の勢いそのもの。前走よりもさらに良くなっており、今まさに絶好調だ。
マイネルメモリー
函館記念③着から中2週。長距離輸送を挟んでの転戦だが、元気いっぱいだ。今週は坂路で4F51秒9―12秒4。ジョッキーが乗ったとはいえ、時計がかかる後半の時間帯でのものだから価値が高い。宮師も「夏はいいね。冬と違って銭形が出てくる。函館を使ってのここもプランにあったし、順調ですよ」と。
ディープモンスター
中間は放牧を挟んで調整。坂路とCウッドを併用して順調そのもの。1週前のCウッドが抜群で1F11秒0。これでもまだ時計が詰まる余韻十分だった。そして今週は行う必要なく、6F85秒5でも道中は集中した走り。馬体の張りも大きく見せている。7歳の今がピークと思えるほどだ。
シェイクユアハート
マイネルメモリーと同じ宮厩舎でこの馬も順調だ。3勝クラスを勝った後は放牧へ。先週が坂路で4F52秒8―12秒1、今週も53秒9―11秒8とシャープな脚さばきが印象的。今年6戦目でもリフレッシュを挟みつついい状態をキープ。見栄えのする動きからも状態面の不安は全くない。
ハピ
この中間は随分と歩様がいい。以前はツメの不安があり、前肢の出が硬く映ったが、ほぐれる時季でもあり、よく動けている。4週前の坂路で4F52秒8を出し、1週前のCウッドは坂井騎乗とはいえ81秒1、1F11秒3と自己ベストを軽く更新した。今週の坂路でも仕掛けられてからブレのないフォームで真っすぐに伸びた。軽さは前走以上といっていい。
結論
◎メリオーレムはこの中間、Cウッド、坂路で1F11秒台を連発。今週の坂路追いも馬なりで1F11秒9をマークした。ダイナミックなフットワークで迫力十分。前走Vからさらに上昇ムードがうかがえる。
①イングランドアイズ
△②ショウナンアデイブ
△③カネフラ
◎④メリオーレム
○⑤マイネルメモリー
注⑥シェイクユアハート
⑦オールセインツ
△⑧ラスカンブレス
⑨リカンカブール
⑩ナムラエイハブ
⑪ダンディズム
△⑫ハピ
⑬スズカダブル
⑭グラティアス
△⑮ニホンピロキーフ
▲⑯ディープモンスター