リオンディーズは15年の朝日杯フューチュリティSの勝ち馬。翌年の弥生賞で②着、皐月賞は4位入線→⑤着降着、ダービーも⑤着だった。
ただ、種牡馬になってからはいろんなタイプが出る。テーオーロイヤルはバリバリの長距離馬だが、先々週の鞍馬Sを制したオタルエバーはスプリンター。では、ミュージアムマイルは……。
母の父はハーツクライだが、母ミュージアムヒルはマイラーだった。4代母はシンコウラブリイの母として有名なハッピートレイルズ。本質的にはマイルから二千の馬ではないか。これが4番手に評価を下げた理由だ。
【京都11R・葵S】 母の父がダイワメジャーとあって、スプリント寄りに出たのがポッドベイダー。現在、2、3歳限定の芝千二のオープン特別はシンガポールターフクラブ賞(以前のすずらん賞)、カンナS、福島2歳S、中京2歳S、マーガレットSの5鞍(他にひまわり賞もあるが、九州産限定のため、ここでは除外)あるが、このうちカンナS以外に出走して⑥①②①着。当然、千二の重賞であるここが当面の目標になるはずだ。
葵Sが重賞となって過去7回、すべて良馬場で行われているが、今年は道悪は必至。
◎は福島2歳S勝ちが1分10秒7、マーガレットS勝ちは1分9秒6。遅い時計での決着に良績がある。パンパン馬場で1分7秒台の勝負になるより、むしろいいとみたい。
【東京11R・アハルテケS】 来月にはムチを置く水口。応援の意味も込めて、バトゥーキに◎。
月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。