【ヴィクトリアマイル】クイーンズウォーク勢いあり

公開日:2025年5月13日 14:00 更新日:2025年5月13日 14:00

 マイル女王決定戦に中内田厩舎が2頭を送り込む。鞍上鞍下ともに魅力が尽きない。GⅠウイナー相手にどのような走りを見せるか。

 クイーンズウォークは3歳時に春のクイーンC、秋にローズSと2つのタイトルを獲得した。ただし、3冠は桜花賞⑧着、オークス④着、秋華賞⑮着と結果を残すことができなかった。

 4歳の今年は1番人気に推された小倉牝馬Sで⑥着に敗れたが、すぐに金鯱賞で反撃に転じる。大逃げデシエルトの離れた単独2番手にホウオウビスケッツがつけ、その3番手から。そのまま4角を回り、直線で追い出されると重馬場の中、しっかりと脚を使った。抜け出しを図ったホウオウをゴール寸前に鼻差でとらえてフィニッシュだ。

 福永助手は「牡馬を相手に強い競馬で勝ち切ることができましたね。成長のうかがえる内容でした」と話す。

 レース後はノーザンファームしがらきへ放牧に出されて4月23日に帰厩。坂路で立ち上げて、先週水曜はCウッド6F84秒2―36秒8、1F11秒1を馬なりで駆け抜けた。

「順調に乗り込んでいますよ。1週前はジョッキーに乗ってもらい、好感触を掴んでくれたみたい。いつも通りにふっくら増やして戻り、レースまでに動ける体に整ってくるとみています」

 中内田厩舎と川田はゴールデンコンビ。中内田厩舎は先週までにJRA重賞で44勝を挙げており、そのうち川田が32勝と断トツ。17年から9年連続でタイトルを積み重ねている。

 クイーンズの手綱もデビューからずっと取り続けている。牡馬の強敵を倒して、再び大舞台へ。昨年の悔しい思いを晴らしたい。

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間