菊花賞②着馬を素直に信頼（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　土曜の東西重賞は秋ＧⅠで◎を打って敗れた２頭に注目。今年初戦で好発進を決めるとみた。

【東京11Ｒ・ダイヤモンドＳ】　ヘデントールには逆らえない。

　菊花賞ではアーバンシックに２馬身半差離された②着まで。とはいえ、外枠16番でスタートで後手。勝負どころから勝ち馬を追うように押し上げて、かなり長くいい脚を使ってのものだった。

　高いステイヤーの資質はもちろん、今回は東京コース向きの決め手も買いたい。３走前の町田特別では早めに先頭に並びかけて、上がり３Ｆ33秒６で突き放しての快勝。

　前々走Ｖも新潟の日本海Ｓでラスト半マイル11秒９―11秒７―11秒３―11秒１とゴールに向かって速くなるラップの中、３馬身半差をつけた。

　スタミナに裏付けされたトップスピードの持続力はこの舞台では大きな武器。戸崎の連続騎乗も魅力で、ここはきっちり結果を出す。

【京都11Ｒ・阪急杯】　オオバンブルマイが巻き返す。

　前走のマイルＣＳは馬場悪化も視野に入れての◎だった。しかし、フタをあけてみれば土曜の小雨もすぐにやんで、良馬場で１分32秒台の決着。加えて、３戦連続プラス体重の影響もあってか、末脚不発に終わった。

　時計がかかり気味の京都で最終週のここは狙いどころ。外回り千四も申し分ない舞台だ。