月曜発行のアメリカJCC回顧面のサブ見出しに「好調・戸崎」とあった。年明けからトップの13勝を挙げているが、西なら12勝で続いている坂井と松山か。中でも松山は年明けから1番人気騎乗は6回のみ。戸崎(22回)、坂井(14回)との比較から考えても、一番乗れているのは松山かも。
【京都11R・舞鶴S】 前走レートの上位5頭はこうだ。
バロネッサ 113
バスタードサフラン 112
ダブルハートボンド 111
ネバーモア 111
メイショウポペット 104
バロネッサが勝つ。
人気は坂井ダブルハートボンドだろうが、松山騎乗のこの馬がレート最上位だ。
その前走は京都千八百メートルダートで昨年の良開催では唯一、前半3Fで11秒台が2つ刻まれたハイラップ。同馬は離れた4番手とはいえ、C・デムーロらしく、積極的に道中は位置を取りに促していた形だ。②③着馬が後方待機で、決して楽とはいえない流れを力でねじ伏せたのだから、レート通りに中身の濃いVだ。
これで砂に主戦場を移して②①①着。天井知らずの上昇ぶり。昇級不問で狙う価値ありだ。
【京都10R・許波多特別】 ここも松山のウィープディライトが◎。前走レート比2位も最上位ウェイビーは前走から5キロ増なら、主役はこちらだ。
競馬初体験は90年。ノーザンドライバーが勝った11月デイリー杯3歳S当日だった。
友人に強引に連れられて訪れた京都競馬場。1点買いした最終Rで当時、枠連で1万6000円オーバーの的中。これが良かったのか、悪かったのか……。
そこから競馬にどっぷりで、なぜか本紙を打っていた薮中記者に憧れを抱くようになり、某外国語大学を卒業しながらも、いずれはこの人と働こうと決意。
仕事としての競馬場デビューはナリタブライアンが3冠達成を果たした94年菊花賞。馬柱デビューは翌年、タヤスツヨシがダービー制覇した週から。
そしてたどり着いたのは“レースレート”だ。強い①着馬もいれば、弱い①着馬もいるし、勝ち馬より強い②着、③着馬だっている。それをレースごとに数値化したレートを用いて予想を組み立てている。記録、数字好きの方はぜひ参考に。