【東京大賞典】フォーエバーヤング完璧な仕上がりで6F78秒5
公開日:2024年12月25日 14:00 更新日:2024年12月25日 14:00
地方交流の大一番へ向けて注目のフォーエバーヤングが追い切られた。
BCクラシック③着から帰国、そして帰厩後も順調で、先週木曜日にはCウッドで80秒8で先着している。
今週も3頭併せの最後方から内へ。1F標を合図に追い出すとグッとひと伸びして最先着。時計も6F78秒5―36秒2、1F11秒5だから文句のつけようがない。
帰国後のケアがしっかりできている証拠で、テンションが上がることもなく、馬体のラインも問題なさそう。“世界”を相手にしてきた力をここでも出せる態勢になっている。見届けた渋田助手は「言うことないですね。いい動きでした。初めて最終追いをコースで併せて追えました。中間は裸でずっと546キロ。増えてるから攻められているのはいいですよ」。
ラムジェットは1週前に三浦が騎乗してCウッドで6F80秒4。今週は3頭併せで、3F標から真ん中に入れて闘志をかきたてる攻め内容だ。時計は6F80秒4―36秒6、1F12秒0。手応えで多少、併走相手に見劣る感じもあったが、大きく追走してのものだから大丈夫だろう。チャンピオンズCを回避しての一戦だが、しっかり立ち直ってきている。
デルマソトガケは松若が手綱を取って坂路4F51秒3、ラスト2F24秒7―12秒4。攻め馬では良く見せるタイプとはいえ、手応えにはまだ余裕ありで、併走相手を4馬身千切ってきたから文句なしの〝A〟評価だ。フォーエバーヤングと同様にBC帰りでもデキ落ちは全くない。
美浦では高木厩舎の2頭がウッドで併せ馬。ウシュバテソーロが先行して、ウィルソンテソーロが追いかける形だ。前者はもともと攻め駆けしないタイプで時計や動きはこんなもの。ブリンカーの効果で落ち着いているのがいい。後者は「相手に合わせた」(高木師)内容だったが、数字以上の軽快さ。「比較はできないけど、体調は良さそう」と感触も悪くない。