【東京大賞典】ブリンカー効果あり ウシュバテソーロ今年も決める
公開日:2024年12月24日 14:00 更新日:2024年12月24日 14:00
ウシュバテソーロが3連覇を目指す。
ダートに転向したのが5歳春のこと。横浜Sで上がり3F34秒0という強烈な決め手を見せた。そこで4馬身差をつけた②着がのちのフェブラリーS馬ペプチドナイル。このパフォーマンスは本物で、同年秋にオープン特別を連勝して東京大賞典で初のビッグタイトルを掴んだ。
6歳を迎えて能力が一気に開花する。川崎記念を勝ち、ドバイワールドCでついに世界の頂点まで上り詰めた。その強さが認められ、米GⅠブリーダーズCクラシックでは1番人気に支持されたほど。⑤着に敗れたが、帰国直後の東京大賞典を差し切って連覇達成となった。
深見助手は「最初に勝った時は勢いがあり、どんどん調子も上がっていきましたから。逆に昨年は放牧明けであまり期間がなかったので、力で何とかしてくれた感じ」と振り返る。
今年もサウジC、連覇を狙ったドバイワールドCで連続②着。そして、再びアメリカ遠征へ。リベンジを挑んだBCクラシックは⑩着とダートでは初めて2ケタ着順に。すると、陣営は精神面の対策としてブリンカー着用を決断する。
1週前追い切りで試して、ウッド6F84秒3―38秒9、1F12秒9。調教は目立たないタイプのうえ、荒れた時間帯で数字うんぬんよりも効果を実感していた。
「集中できていたし、操縦性も良くなってます。年齢的な衰えは全くないですよ。この後にサウジC、ドバイWCを予定しているので、そのためにもいい走りができれば」
またまた貫禄を示すことができるか。