ホースマン直撃

【木津の土曜競馬コラム・柏崎特別】

公開日:2024年10月25日 17:00 更新日:2024年10月25日 17:00

 12日の新潟競馬3Rでハリウッドパークに騎乗した丹内騎手がアクシデントに見舞われたのはスタート直後。つまずいてバランスを崩し、馬場へ投げ出されてしまったのです。

 次の6Rは乗りましたが、状態が悪化して「腹部の負傷」との診断を受けて、以降は乗り替わりに。翌日以降の騎乗も断念…

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木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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