【新潟2歳S】トータルクラリティ血統背景からも大物の予感
公開日:2024年8月26日 14:00 更新日:2024年8月30日 11:16
直後の12Rは落雷の可能性で取りやめ
昨年は勝ち馬アスコリピチェーノが2歳女王に輝いた新潟2歳S。今年の勝ち馬トータルクラリティもかなり楽しみだ。
外から勢いをつけて、残り400メートルあたりで先頭に。だが、いったんは外の1番人気コートアリシアンの方が前に出た。それを再び差し返してみせたから、いい勝負根性がある。
これで6月京都のマイルの新馬戦に続いて2戦2勝に。父は凱旋門賞馬のバゴで、母系は3代母がスルーオール。昨年の宝塚記念②着馬スルーセブンシーズと同じ牝系だし、早くからマイルで活躍したバゴ産駒は出世する傾向がある。
代表的なのは3歳時にクイーンCを制した名牝クロノジェネシス。2歳時にサウジアラビアロイヤルCを勝ったステラヴェローチェもGⅡ神戸新聞杯を勝ち、先々週の札幌記念でも③着した。
「テンションが高い」とは新潟での初重賞Vを飾った鞍上の北村友。それでもこの内容なら、将来性はかなり高そう。今年も新潟チャンプから大物が出たかもしれない。
②着のコートアリシアンも出遅れたうえに引っ掛かりながら、際どい競馬。こちらも将来性はヒケを取らないと思える。
この新潟2歳Sからわずかな時間で天候が激変し、落雷の危険性があるため12Rが取りやめに。そんな日の大事な重賞が良馬場で行われたのは、せめてもの天の恵みだったか。