【札幌記念】シャフリヤール 質、量ともに昨年以上

公開日:2024年8月14日 14:00 更新日:2024年8月14日 14:00

函館ウッドで楽々と2馬身先着

 3月のドバイシーマクラシック②着後は放牧。じっくりと英気を養い、今年後半の始動戦をここに定めて7月12日に函館競馬場へ入って調整を開始した。昨年と比べて約1週間早い入厩は、“より時間をかけて仕上げたい”という陣営の方針だろう。

 20日にウッドで4F57秒6―42秒3、1F13秒2の初時計をマークしたのを皮切りに、中間時計は5本。1週前にはレースでも騎乗予定の武豊がまたがって芝コースで5F67秒9―37秒8、1F11秒6。「さすがにいい馬」と好感触を得ていたように質、量ともに十分な調教メニューを消化してきた。

 けさはいつものように朝一番に登場。2週前にも追い切りをつけた北村友を背に、ウッドコースで僚馬を先導する形だ。

 道中はリズミカルで弾むようなフットワーク。直線で外を回るとしびれるような手応えで、いっぱいに追われる相手を尻目に2馬身先着の5F69秒5―40秒8、1F13秒2でゴール。

 当初はやや太め感があった体つきも締まって、反応も良化。気合乗りも上々で、昨年⑪着の雪辱を果たす準備は整ったとみていい。

〇…2週前の感触との差を問われた北村友は「当たり前ですが、良くなっていますよ」と即答。さらに「どこが特に、というわけではないんですが、全体的に良くなっています」とも。最後は「反応も鋭くなってましたし、頑張ってほしいですね」と。自身はレースでは騎乗しないものの、エールを送っていた。

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間