【2024年にデビューする新種牡馬紹介】②ゴールドドリーム 世界的名門の牝系をもつゴールドアリュール後継の本命候補

公開日:2024年5月30日 14:00 更新日:2024年5月30日 15:30

21年種付け頭数212頭

【現役時代成績】

 27戦9勝②着8回③着3回(日本、UAE、サウジアラビア)。17年最優秀ダートホース

●主な勝ち鞍
フェブラリーS(17年GⅠ千六百㍍ダ)、チャンピオンズC(17年GⅠ千八百㍍ダ)、かしわ記念(18、19年JpnⅠ千六百㍍ダ)、帝王賞(18年JpnⅠ二千㍍ダ)、ユニコーンS(16年GⅢ千六百㍍ダ)

母の父フレンチデピュティでマイル前後が主戦場か

 種付け頭数2位もダートで実績を残したゴールドドリーム。祖父ゴールドアリュールのサンデーサイレンス系王道ダート血統だ。牝系もサドラーズウェルズ、ヌレエフ、フェアリーキング、エルコンドルパサーなどが出た世界的名門の血筋。名牝スペシャルのクロスを持っている点も強調材料となってくる。

 これまでのゴールドアリュールの後継種牡馬としてはエスポワールシチー、スマートファルコンなどやや中距離寄りのイメージだったが、ドリームは母の父がフレンチデピュティでよりスピード感のある配合。自身は二千㍍での勝ち鞍もあるが、マイルで5勝、千八3勝だから産駒もマイル路線が中心となってきそうだ。

 デビューから3連勝と仕上がり早の印象に加え、7歳まで息の長い活躍をしたタフさも魅力。

 ルヴァンスレーヴと比べるとこちらの方がよりダート色の強い配合で、芝向きの馬はあまり出てこないかもしれないが、その分ダートのスペシャリストを出す可能性も。ゴールドアリュールの後継としての期待度も大きい1頭だ。

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