【マイラーズC】新人の吉村が大仕事 ボルザコフスキー初重賞取り

公開日:2024年4月18日 14:00 更新日:2024年4月18日 14:00

 ボルザコフスキーに注目だ。

 昨年暮れにファイナルSを差し切り、オープン入りを果たした。今年はオープンに昇級初戦の洛陽Sで大外から追い込んで④着と上位争い。続く初重賞の阪急杯でも⑤着と掲示板入り。好位で運んだウインマーベルが制して、逃げたアサカラキングが鼻差で②着に粘った前残りの展開だったから価値あり。

 そして、前走は六甲Sへ。スタートは決めたが、道中は少し行きたがるのをなだめて、じっくりと後方から進めた。手応え良く4角を回り、直線で追い出されると内から力強い伸びを見せた。

 残り1Fを過ぎて先頭に立ち、そのまま後続の追撃を鼻差で振り切ってフィニッシュ。今年3月にデビューした清水久厩舎所属の吉村にとってうれしい初勝利だった。

 レース後もすこぶる順調。先週土曜はビシッと追われてCウッド7F95秒7―35秒0、1F11秒4の好時計。今週水曜も6F80秒9―35秒9、1F11秒2で駆け抜けた。

 宮本助手は「去年の秋からコンスタントに使っていますが、ミニ放牧を挟みながら適度に間隔をあけてますからね。元気もいいし、状態としても前走時より良く感じますよ。今週(半馬身遅れ)も相手が動きすぎただけ。無理せずに11秒3―11秒2ですから」と状態面にマル印をつけた。

 前走は9番人気での激走だった。今回もあまり人気にはならず、吉村は初重賞挑戦でも気後れすることなく乗れそう。

「2走前が重賞で⑤着。楽しみはあると思いますが、京都芝で開幕週だと前が止まらないかも。自分の競馬に徹してどこまで頑張れるかな」と宮本さん。再びアッと言わせる場面があっても。

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