【皐月賞】調教マル得チェック①

公開日:2024年4月10日 14:00 更新日:2024年4月10日 14:00

サンライズジパング2週連続の好時計でアクシデント明けの不安を一掃

サンライズジパングA
 年明けの若駒Sを制した後は弥生賞ディープインパクト記念出走のプランだったが、フレグモーネでブッツケとなった。それでもアクシデント明けを感じさせない動きを見せている。先週は坂路4F50秒4。今週も併走相手を問題にせず2馬身半先着の4F51秒6、ラスト2F24秒2―12秒0。ゴールへ向けての加速感が目立つ好内容の攻め馬ができていた。気配は先週よりさらに一段階上向いた印象。侮れないデキにある。

シンエンペラー B
 弥生賞ディープインパクト記念②着後は短期放牧を挟んで、3月20日に栗東へ戻った。中間はコースで丹念に乗り込んで、今週は坂井を背に坂路へ。先週までにしっかりと仕上げている分、馬なり調整の4F53秒6、ラスト2F25秒3―12秒3。時計以上に素軽さを感じさせるフットワークでパワフルさも十分。馬体の張り、ツヤともに上々で、狙った仕上げができた雰囲気だ。

ミスタージーティーB
 トライアル最終戦の若葉S①着で優先出走権をゲット。1週前には藤岡佑が騎乗して同じ皐月賞出走のシンエンペラーと併せ馬を消化し、直線でいったん前に出られたのを盛り返して、1F11秒4で併入に持ち込んだ。今週は坂路4F53秒3、ラスト2F24秒9―12秒3。軽く仕掛けた時の反応が◎で、併走相手に1馬身半先着だ。これには藤岡佑も「1週前にしっかりやったので、直前は軽めに上がり重点で。GⅠでやるにはプラスアルファが必要だろうということで浅いブリンカーを着けました。動きは良かったですよ。ホープフルSを見てもポテンシャルは高い。状態面もアップしていると思います」。

ジャスティンミラノB
 近年の王道路線でもある共同通信杯①着からの直行で、栗東へは3月8日に戻ってきた。先週はCウッドで1F11秒1。前走で見せたようなこの馬特有の素晴らしい瞬発力を見せていた。今週はもう息を整える程度の調整で、坂路4F55秒3、ラスト2F25秒7―12秒2。それでもラスト1Fを過ぎてからの脚の回転が速いフットワークは目を引くもので、十分な調整ができた印象。目標通りにきっちりできてきた。

ホウオウプロサンゲ B
 若葉S②着で皐月賞チケットを手に入れての中3週でも疲れはない。今月に入って3、7日とCウッドで長めから乗られて元気いっぱいだ。今週は坂路で馬なり。それでも4F52秒8、ラスト2F25秒5―12秒3を楽々とマーク。疲労度が一切ないことが分かる。上々のデキで大一番となりそうだ。

エコロヴァルツ  C
 共同通信杯⑤着からのローテーションで、中間は坂路、コース併用で丹念な仕上げ。今週は坂路で馬なり調整の4F54秒9、ラスト2F26秒0─12秒9。時計自体は目立たないが、脚さばきには軽さがあったし、この馬なりに順調な仕上げといったところか。牧浦師も「輸送もあり、テンションを上げないようにサッと。反応を確認する程度でしたが、落ち着いて、ゆったりとした感じで走れていました。距離は問題なく、能力もある。スタンド前発走なのでメンコの着用も考えています」と。

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