【桜花賞】東の直行組か、それとも西のトライアル組か

公開日:2024年4月1日 14:00 更新日:2024年4月1日 14:00

 今週から4月に入り、いよいよ春本番。GⅠシリーズでは3歳クラシック路線が幕を開ける。日曜は阪神で牝馬3冠第1弾・桜花賞が行われる。 トライアルで優先出走権を確保した8頭と、賞金上位8頭の16頭が出走可能で、残る2枠を本賞金1000万円の3頭が抽選で争う。

 中心は昨年の2歳女王でもある関東馬アスコリピチェーノ。デビューから3戦3勝でGⅠ阪神JFを制覇した。近年のトレンドでもある桜花賞直行を選択し、前走と同様に早めに栗東入りして調整を重ねてきた。ソダシ以来、3年ぶり9頭目の無敗の桜花賞馬誕生に期待がかかる。

 2歳GⅠで首差②着はステレンボッシュ。上がり3Fで最速の33秒5をマークしたから世代屈指の決め手の持ち主だ。こちらも関東馬だが、早めに栗東入厩しての調整。また、モレイラとの新コンビも注目が集まる。

 トライアル組ではスウィープフィートの決め手が光った。チューリップ賞で大外一気。本番と同舞台で快勝し、名手・武豊とのコンビ続行も心強い材料となってくる。

 フィリーズレビューを逃げ切ったエトヴプレは1F延長が鍵となるが、いいスピード、先行力が魅力。クイーンCを制したクイーンズウォークはGⅠ馬グレナディアガーズの半妹。3戦連続、33秒台の末脚で本番へ駒を進めてきた。

 他にはアルテミスS勝ち以来となる素質馬チェルヴィニアや、阪神JF③着のコラソンビート。サウジアラビアRC②着のボンドガールは抽選待ちだが、クリアなら怖い存在か。今年は好素質の関東馬が多い印象だ。

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