【中山牝馬S】ククナ有終の美を飾る
公開日:2024年3月7日 14:00 更新日:2024年3月7日 14:00
「この時季にしては本当に体調がいい」(栗田徹師)
関東馬ククナに注目。クラブの規定で6歳3月までに引退することが決定しているため、ここがラストランとなる。早くから重賞戦線で活躍し、アルテミスS、七夕賞、中山金杯と3つの“銀メダル”。今度こそ“金メダル”を勝ち取り、有終の美を飾るか。陣営に聞いた。
――前走を振り返って。
栗田徹調教師 「もう少しだったんですけどね。ゴチャついたところに巻き込まれたのか、脚をぶつけたようで腫れが残ってしまって。ただ、エコー検査で腱の損傷はなかったし、牧場でもケアしてもらってます」
――中間は。
「厩舎に戻ってきた後も影響はなく、柔らかみがあっていい感じですね。先週の動きも良くて最後までしっかり走れてましたよ」
――見通しを教えてください。
「あまりペースが速くなると、追走に苦労するところも。瞬発力勝負にはすごく強いというか得意なので、そういう流れになれば」
――いよいよ最後になります。
「勝ち切れない歯がゆさがあるけど、デビューしてからここまで一生懸命に頑張ってくれました。あと一歩のところまできているし、何とかしたいですね」
◇ ◇ ◇
最終追い切りは水曜にウッドで併せ馬。5F67秒4―38秒0、1F11秒7をマークした。ゴール前だけ相手にグイッと出られたものの、しなやかな伸びで上昇ムードだ。「この時季にしては本当に体調がいい」と見届けた師も太鼓判。オーラスで念願の先頭ゴールを果たす。