【中山記念】ソールオリエンス復権Vだ
公開日:2024年2月20日 14:00 更新日:2024年2月20日 14:00
「大阪杯に向けて、いい競馬を」(手塚師)
ソールオリエンスが始動する。
昨年の3冠では皐月賞①着、ダービー②着、菊花賞③着と世代トップを争った。暮れには有馬記念に参戦した。
1枠1番スタートから道中は後方の内めを追走し、そのまま4角を回って直線へ。馬群を突く形でしぶとく脚を使ったが、結果は⑧着だった。
手塚師は「今思えば、直前の追い切りが軽かったかな。レースも出脚がつかなかったこともあるけど、後ろからに。枠順がきつかったよ。外の方がのびのびと走れただろうね。あれはあれでいい経験になったと思う」と話す。
レース後は山元トレセンへの放牧を挟んで調整。1月31日に戻り、すこぶる順調に乗り込まれている。2月4日に坂路、7日にウッド、11日に坂路できっちりと時計をマーク。そして、先週水曜には新コンビの田辺が手綱を取り、ウッド6F81秒7―37秒0、1F11秒5。鋭く伸びて楽に1馬身半先着した。
「ムキになることがなく、しっかりとケイコができた。いい感じだったと思う。1週前にある程度しっかりやって目覚めてくれて、当週でちょうど良くなればいいね」
今回の舞台は初めての中山千八。昨春は二千の京成杯、皐月賞でともに外を回り、目の覚めるような末脚を繰り出し、差し切っている。
「本質的には千八~二千で能力が出せると考えている。開幕週のフルゲートがポイントだけど、GⅡなら格好をつけてくれないとね。大阪杯に向けて、いい競馬をしてほしい」
3つ目の重賞を手にして、実りのある一年の始まりとしたい。