【フェブラリーS】昨年の南関東3冠馬ミックファイア陣営直撃

公開日:2024年2月15日 14:00 更新日:2024年2月15日 14:00

「これからを占う意味でも、いい競馬を」(渡辺和師)

 大井所属のミックファイアは昨年、史上2頭目となる無敗で南関東3冠を達成。秋は盛岡に遠征してダービーグランプリも制した。ところが、古馬との初対戦だった東京大賞典は⑧着に敗れ、連勝記録が「7」でストップ。4歳初戦は中央のフェブラリーSへ。果たして巻き返しはあるのか。陣営に聞いた。

――前走の東京大賞典は⑧着と初黒星。
渡辺和調教師 「立ち上がったところでゲートを切られて。すぐに中団まで挽回したけど、相手も強力。ちょっと不甲斐ない競馬になりました」

――フェブラリーS出走の経緯は。
「クラシック3冠を取りましたが、古馬になって一流どころを相手に二千は長いかな、と。しかも大井の砂が深くなり、スピードよりもスタミナ、パワーを要求されるように。軽い馬場、左回りは盛岡で勝っているから、東京マイルはミックファイアに合うと思って」

――中間は在厩調整。
「間隔があまりないし、牧場を経由すると、その分、輸送の回数が多くなる。それに、この時季はツメが良くない馬。担当の厩務員が付きっ切りでケアできるメリットを考えて、こちらで調整を」

――最終追い切りは矢野貴騎手が乗って単走。
「長めからいって直線はしっかり負荷をかけて反応を見てほしいと。GOサインを出してから肩ムチ1発だけ入ったが、そこからの伸びは良かったです。ジョッキーも“馬に一本、芯が入った”って言ってくれました」

――最後に意気込みを。
「これからを占う意味でも、ここでいい競馬をしてほしい。今回は地方馬が3頭出る。皆で頑張って、できればこの馬が勝てれば一番いいですね」

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