【京都記念】プラダリア有馬大敗の反動なく好気配

公開日:2024年2月7日 14:00 更新日:2024年2月7日 14:00

 有馬記念⑭着からの巻き返しを狙うプラダリアが好気配だ。

 前走後は日曜が坂路、水曜がCウッドのメニューで調整されてきた。今週はCウッド半周の後、坂路で4F52秒2、ラスト2F24秒6―12秒4。少し仕掛けた程度で、余力十分にこの時計なら上等だろう。フットワークに伸びがあって、馬体も締まったいいつくり。有馬記念の反動はないと判断していい。

 アフリカンゴールドはCウッドで単走。ラストは気合をつけて6F82秒9―37秒5、1F11秒7。相変わらず調教の動きは地味だが、毎週のように長めからしっかり追い切りを消化。9歳になったが、この馬なりの状態をキープしている。

 シュヴァリエローズはCウッドで6F84秒1―38秒6、1F11秒5をマーク。白富士S⑨着から中1週で馬なりだが、気負ったところもなく、使った分の上積みは見込めそうだ。

 昨年12月のチャレンジCを制したベラジオオペラは素晴らしい動きを披露した。今週は横山和を背にCウッドで6F83秒6―39秒0、1F11秒5。3頭併走の中、ラストは数字以上に俊敏な動きで最先着だ。それもまだまだ余力十分で少しでも追えばG前は11秒台前半が楽に出ていたと思えるほどの余韻があった。馬体もパワーアップしている印象で、ケチのつけるところがない。

 中山金杯⑦着からのマテンロウレオはCウッドで6F85秒2―38秒5、1F11秒9。昨年12月チャレンジC⑤着を使って年明けの中山金杯⑦着からここへ。大幅な上積みはどうかも脚さばきには軽さがあって疲れは感じさせなかったのがいい。高いレベルのデキを維持している。

 美浦ではGⅠ②着馬ルージュエヴァイユが始動戦を迎える。「硬くなりやすく、右前のアンバランスさを修正しながら調整してきました」とは黒岩師だが、順調に追い切りを重ねてきた。けさは坂路で前を2馬身追いかけて、4F52秒9―12秒3。最後まで楽な手応えのまま、馬なりで併走馬に1馬身先着した。1週前はウッドでしっかり負荷をかけており、水曜は坂路でサラリでも、仕上がりは万全だ。

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