【カペラS】リュウノユキナ柴田善とのベテランコンビで3度目の正直だ
公開日:2023年12月7日 14:00 更新日:2023年12月7日 14:47
リュウノユキナがベテランコンビでJRA重賞初Vを目指す。
これまで交流重賞では3勝の実績があるが、JRAでは一昨年、昨年のカペラSで2年連続銀メダル。8歳になっても衰え知らずの今年は、三度目の正直を狙う。
前走はJBCスプリントに挑んで③着止まり。岩戸師はこう振り返る。
「(カラ馬の影響で)不利が痛かった。それでも一瞬は来るかなと思ったけど、馬場も新しい砂で難しかったね」
それでいて0秒4差と崩れなかったのは、やはり地力の高さがあるからこそ。一昨年のこのレース以降、12戦して馬券に絡まなかったのはサウジ遠征の⑥着だけと、抜群の安定感を誇っている。
中間はここを目標に順調そのもの。「このあいだはしっかり仕上げていたし、そのいい状態を維持できてるからね」と不安のない仕上がりだ。
実際、水曜の追い切りではウッドで6F79秒3―37秒3、1F11秒7の好時計をマーク。またがった柴田善は「直線、ゴール過ぎと動かして、思い通りにできた。現状維持の感じでレースに向かえると思う」と納得の表情だった。
今回はサウジ遠征以来の再コンビ。
「“気”で走る馬だから千二ならコースも回りも関係ない。何とか結果を出してあげたいね」
大ベテランの手綱さばきも見どころだ。