【菊花賞】実に23年ぶり 皐月賞馬とダービー馬が淀の三千㍍で対決

公開日:2023年10月16日 14:00 更新日:2023年10月16日 14:00

 今週は3冠最終戦、GⅠ菊花賞が行われる。

 クラシック連対馬が不在だった昨年とは違い、今年は皐月賞馬とダービー馬が揃い踏み。春2冠を分け合った2頭が淀でくつわを並べるのは、実に23年ぶりのことになる。その00年は皐月賞馬エアシャカールがラスト1冠も制した。今年は果たしてどんな結末となるのか。

 まず、タスティエーラは先行勢総崩れだった皐月賞では4番手から②着に粘ると、ダービーは先行押し切りの横綱相撲。安定した取り口から、淀の三千メートルも苦にしない。

 皐月賞馬ソールオリエンスは秋初戦のセントライト記念②着。敗れはしたが、春に見せた口向きの難しさは解消。ひと夏を越してメンタル面に進境が見えた。ダービーの雪辱を果たせるか。

 上記2頭に一歩及ばなかったのはファントムシーフ。共同通信杯ではタスティエーラを負かしているように能力は確か。巻き返しがあっても不思議ない。

 他にもサトノグランツやノッキングポイントといった重賞勝ち馬や、4連勝中のドゥレッツァ、逃げてしぶといリビアングラスなど上がり馬も多士済々。

 実績馬が意地を見せるのか、はたまた新興勢力がラスト1冠をモノにするのか。今から楽しみな一戦だ。

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