【セントライト記念】ソールオリエンス 春よりもビルドアップ

公開日:2023年9月14日 14:00 更新日:2023年9月14日 14:00

 皐月賞馬ソールオリエンスは8月22日に帰厩してから順調に乗り込まれている。1週前はキングズレインと併せ馬。横山武が乗って6F80秒5―37秒1、1F11秒3と反応鋭くしまいを伸ばして1馬身先着した。

 けさも鞍上を背にドゥラモンドの誘導で直線は内へ。6F82秒1―38秒3、残り1Fから並びかけると豪快なフットワークで1F11秒7。馬なりで2馬身先着した。馬体は春よりビルドアップされており、その分、前後のかき込み、蹴り出しが力強くなった印象。申し分ない仕上がりだ。

 ラジオNIKKEI賞②着以来のシルトホルンはウッドで併せ馬。モヤのため確認できたのは直線だけだが、馬なりのまま力強いフットワークで4馬身先着した。時計は5F65秒7―37秒5、1F11秒6。騎乗した大野は「後ろから追い掛けて、自分の感じでいいバランスで走れてました」と好感触を伝えてくれた。

 栗東のドゥラエレーデは宝塚記念(⑩着)時、当週は出していって6F78秒8の好時計。今回のCウッド追いは調整方法を変えて折り合い重視でゆったり入り、しまい重点だ。その陣営の意図通りにリズムよく走り、精神的に成長を感じさせる内容で6F84秒4―37秒2。ラスト1Fの反応速度は◎で、11秒5で締めた。池添学師は「良かったですね。ええ、1週前より楽に動いて伸びも良かった。道中の折り合いも問題なかったですしね」と満足そうだった。

 シャザーンは2週前、Cウッドでしっかりやって、先週も7Fから併走追いを消化。ここまで負荷をかけて順調に仕上げられている。もう今週はやる必要はなく、坂路で息を整える程度の4F55秒6。それでも後半が圧巻だった、自然とピッチが速まって、際立つ加速力でラスト1F11秒9だから文句なしだ。馬体もパワーアップした感があり、成長を感じる。

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