【セントライト記念】GⅠ③着時に近づいた キングズレイン魅力たっぷり
公開日:2023年9月13日 14:00 更新日:2023年9月13日 14:00
キングズレインに注目したい。
昨年の暮れにホープフルSへ出走した。2番手と逃げ馬の“行った行った決着”の中、大外に持ち出して、最速の3F34秒3の末脚でグイグイと③着まで伸びている。
当然、今春のクラシックでの活躍に期待が膨らんだ。ところが、当初予定していた弥生賞ディープインパクト記念を熱発で回避することになり、毎日杯で復帰したが、体調を戻し切れず、1番人気で⑫着に大敗してしまった。
その後は立て直されて、前走は自己条件の町田特別を選んだ。道中は好位を追走して、直線では鞍上のステッキに応え、逃げ切りを図った②着馬を4分の3馬身差でとらえてゴールインだ。
夏場はノーザンファーム天栄へ放牧に出され、8月23日に帰厩。ここまで入念に乗り込まれてきた。先週木曜はここに出走の皐月賞馬ソールオリエンスを含む3頭併せを敢行。さすがにソールには遅れたものの、6F81秒7―37秒5、1F11秒5をマークしている。
手塚師は「順調にきているよ。前走時はまだそんなにいい感じではなかった。その時と比べるとだいぶいい。ホープフルSに近い状態」と話す。
加えて、こんなコメントも。
「ソールと併せて、ヨーイドンの感じでは手応えは見劣るけど、一気に加速のタイプではないからね。持続力で勝負をしたい。走りっぷり、体形から長いところがいいと当初から思っていたんだ。今のデキなら十分にセントライト記念で勝負できるだろう。菊花賞に出したい」
いったいどんな走りを見せるか。楽しみだ。