【キーンランドC】ナムラクレア長谷川師の手が微動だにしないほど仕上がり抜群

公開日:2023年8月23日 14:00 更新日:2023年8月23日 14:00

 ヴィクトリアマイル⑧着後は放牧を挟んで、栗東に帰厩してからの立ち上げ。7月23日の坂路での初時計を皮切りにCウッドで3本の追い切りを重ねて函館に移動。1週前は浜中が騎乗して、芝で5F65秒8を出し、順調に乗り込まれてきた。先週20日に札幌入り。1日ほどナーバスになった面が見られたものの、すぐに落ち着きを取り戻して、環境に適応している。

 最終追いは角馬場からリラックスムード。ゆったりと芝コースに入り、行き出しから折り合いを欠くことなく、徐々にペースアップして5F66秒8―36秒6。直線も実にリズミカルな走りで、1F11秒3を馬なりでマークした。追えばビュンと伸びそうだったが、その必要がないくらい仕上がっているのだろう。

 鞍上は微動だにせずにフィニッシュ。秋GⅠへの始動戦としては十分な動きを見せた。

○…自ら手綱を取って感触を確かめた長谷川師は「サラッと気分よく走らせました。先週はジョッキーが乗って、いい動きでしたので、それを踏まえて、けさは状態の確認を。力みはなく、段階を踏んで、思い通りの調整ができました。いい形で前哨戦を迎えられますね」と笑顔で対応。仕上がりの良さが伝わってきた。

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