【キーンランドC】ナランフレグ結果出す
公開日:2023年8月22日 14:00 更新日:2023年8月22日 14:00
ブリンカー効果も抜群
昨年のGⅠ高松宮記念の勝ち馬ナランフレグがキーンランドCを目標に函館入りしたのは7月28日。以降、週2本ずつウッドで時計を出して調整されている。
1週前追い切りは主戦・丸田が駆け付けて、先週の札幌記念に出走したラーグルフと併せ馬。5Fで2馬身ほど追走する形で直線で内へ。降雨で重くなった馬場をモノともせず、いっぱいに追われる相手を尻目にアッと言う間に抜け出して2馬身先着の5F67秒8―37秒9、1F12秒3をマークした。
これだけ動けるのは順調かつ、放牧先との連携がうまくいったから。調教パートナーの玉舎助手がこう言う。
「かなりいい状態で戻してもらったんですよ。いつもは放牧明けは角馬場でつまずきそうになるぐらい、歩様が硬いんですが、今回はそんなことがないんです。マル(丸田騎手)もいい手応えを掴んだようですよ」
さらに今回から馬具に工夫をするとも。
「年齢的なものか、おとなしくなり過ぎた感じがあって。ちょっと刺激を与えるために、この中間、ブリンカーを着けてみたんですよ。これが効果テキメンで。ケイコでも1回試したんですが、ピリッとしてだいぶいいんです」
前々走の高松宮記念は見せ場たっぷりの勝ち馬と0秒3差の④着。フィジカル的にはまだまだ衰えは見られない。そこにメンタル面にもうひと押しを加えれば上位争いは可能だろう。
開催が進むにつれて、時計がかかる馬場になっているのも好材料。好走の条件がズラリと揃ったここで結果を出して、スプリンターズSへ向かう算段だ。