【新潟2歳S】エンヤラヴフェイス重賞取り
公開日:2023年8月22日 14:00 更新日:2023年8月22日 14:00
前走は圧巻の5馬身差
エンヤラヴフェイスが新潟の2歳チャンプを目指す。
父は香港C、イスパーン賞と海外GⅠ2勝のエイシンヒカリ。2つ上の全兄カジュフェイスも同じ森田厩舎が管理をしている。千二のデビュー2戦で②⑤着の後、千四の未勝利、もみじSと連勝を果たした。しかし、千六に延ばした朝日杯FSは⑭着に大敗してしまった。その後は短距離しか使われていない。
弟はいきなり千六でデビュー。中距離で活躍した父を持つとはいえ、そんな背景があるだけに、どのような走りを見せるか注目された。結果は強かった。
道中は2番手を追走。直線を向いて追い出されると、鞍上のアクションに応えて力強く脚を伸ばした。残り1F手前で先頭に立った後は突き放す一方。5馬身差のフィニッシュだ。
レースの後半4Fは11秒7、11秒4、11秒1、12秒0だった。ゴール前は流す形になっており、追えばラストも11秒台前半が出たに違いない。
森田師は「手応えの割にしまいはよく伸びていたね。いい内容だったと思う」と振り返る。
レース後は短期放牧を挟んで調整されてきた。先週水曜は54秒1―12秒5で古馬2勝クラスに楽な手応えで先着。そして、日曜にはビシッと追われて51秒7―12秒1をマークした。仕上げに抜かりはない。
「千六で走ってくれたので、ここを目標にしてきた。順調にきているよ。重賞のメンバーでどれだけやれるか」
中京マイルの前走の勝ちっぷりを見れば、新潟外回りマイルはドンと来い。期待がますます膨らんでくる。