2週間の2回新潟で関西馬にコテンパンにやられたが次は着順アップ確実!? 1勝クラスの関東最先着馬に注目
公開日:2023年8月10日 14:00 更新日:2023年8月10日 14:00
既報の通り、今週からようやく夏の小倉競馬がスタート。新潟は開催が替わり、3回新潟となる。
先々週、先週と2週間のみの2回新潟は暑熱対策で関西エリアでの開催がないため、いわゆる自ブロック制のない開催。当初から「関西馬が勝ちまくる」と予想されていたが、実際にその通りになってしまい、関東馬は341頭の出走で15勝、関西馬は337頭の出走で33勝。ほぼ同数が競馬に使いながら、勝利数はダブルスコア以上の差が出たのだ。
特に深刻だったのが古馬の1、2、3勝クラスだ。関東馬は合計で1勝のみ。関西馬は16勝と、とてつもない差がついてしまった。
2、3勝クラスはもともと自ブロック制は適用されず、この先も適鞍を目指して関西馬が数多く遠征してこよう。
だが、1勝クラス、未勝利戦では関東馬のみでフルゲートが埋まれば、関西馬は出走できない。となれば、この2週間に出走した関東馬の中で、着順に関係なく“関東馬最先着”なら、注目の必要がある。
初日9R③着マイネルケレリウス、4日目12R④着ヴィアルーチェ
1勝クラスでは初日8R、ダ千二で③着のフィーカ。前走⑨着からの一変で成績にムラはあるものの、原でダート千二では②②⑦③着。⑦着も0秒4差だから、継続騎乗なら勝機まであるか。
芝千八の初日9R出雲崎特別は①②着、④~⑨着が関西馬というレースだった。③着善戦はマイネルケレリウス。しかも着差は0秒2である。
昨秋、サウジアラビアロイヤルCで⑤着し、その後も2、3歳1勝クラスでは強い相手にもまれてきた。
古馬との戦いではこれで②③着。次は順当に勝ち抜けるか。
2日目8R、ダ千八で⑥着だったヨリノサファイヤは3番手追走から4角7番手と位置を下げてしまった。1秒6差と着差は大きいだけに、上位人気にはなりにくそう。巻き返しに注意したい。
3日目12R、ダ千二で④着だったのはエコロレジーナ。最内枠からハナに立ったが、前半3F33秒9とややペースが速かった。それでも残り1Fで並ばれながら、大バテしなかった点を評価。
4日目12R、芝千六では④着のヴィアルーチェだ。このレースは①~③着はもちろん、⑤~⑨着馬が関西馬という中での善戦だった。
今回がおよそ1年ぶりのデビュー2戦目で、一気の2F延長という悪条件。それでも14番手から上がり最速の33秒2で前を猛追した。1分32秒7の高速決着で、着差は0秒4。たたき2走目は順当に勝ち上がれるのではないか。
ただし、この酷暑だけに、レース間隔や中間の調教内容はいつも以上に重要になる。その点には注意してほしい。