【中京記念】ダノンスコーピオンこれで復活なるか

公開日:2023年7月19日 14:00 更新日:2023年7月19日 14:05

しまい重点に変えて11秒台連発

 今春は京王杯スプリングC⑪着、安田記念⑬着と惨敗続き。そこからの大変身を狙ってのひと工夫か、この中間はラストの伸びを意識した調整に思える。

 実際、坂路で1F11秒台を連発。先週日曜などは11秒6と限界値に近い数字をたたき出した。

 今週も坂路へ入って4F55秒9。この数字自体は平凡だが、1Fは11秒9。中間と同じく、ラストがとにかく俊敏な動きで、推進力を感じさせるもの。それも手応えは馬なりで、まともに追えばもっと時計は出ていたと思えるほどだ。

 馬体は引き締まって、バランスの取れたつくりに。この調教が実戦に結びつけば、復活も十分にあり得る。

○…「いい意味でトモに重厚感が出て、力強くなっていますよ」とは安田助手。追い切りを終え、こう話した。「ここ2戦は思った結果が出なくてショックでした。右トモの緩さが目立ち、追い切りでも傾く感じに。中間は長針で治療し、刺激を与えて、攻めてトモを使わせるようにしてきました。余裕のある中で11秒台が出るようになってきた。確実に良くなっているのは感じます。59キロですが、ダノンスコーピオンの全能力を発揮できたら」と復活への手応えをアピールした。

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