【中京記念】最終週で末脚炸裂 メイショウシンタケ夏のマイル王へ
公開日:2023年7月18日 14:00 更新日:2023年7月19日 14:06
サマーマイル制覇に挑む。米子Sを勝ったメイショウシンタケだ。
サマーシリーズのマイル部門は米子S、中京記念、関屋記念、京成杯AHの4戦で構成され、獲得したポイントが12点以上、かつ1勝以上の馬の中から合計得点の高い馬がチャンピオンに。
20年から米子Sが加わり、4戦となったが、その勝者は20年スマイルカナがシリーズ2位で、21年ロータスランド、22年ウインカーネリアンは優勝。褒賞金3000万円(馬主2400万円、厩舎関係者600万円)をゲットした。メイショウも“王手”の状況だから早々に勝って決めるか。
当日の気分次第な面はまだ残るが、その決め手は重賞でも十分に通用するもの。4歳春までの3勝はいずれもいい末脚で勝ってきたが、5歳となった今年は⑪①⑨①着で4戦2勝と安定感も出てきている。「蹄の状態が良くなった」(千田師)ことも要因のひとつだ。稍重の4走前、雨の重馬場でグリップが利きづらかった2走前の六甲Sを除けば、良馬場ではともに後方から差し切り。34秒0、34秒3で一気に突き抜けている。
「初勝利が小倉で4馬身差。祐一(現福永技術調教師)も“走るわ”と言っていたくらい。もとから能力はあったけど、いつ走るか分からない性格だった。まだ、未知な部分はあるけど、今は具合がいいのは確か。ゲートも出るようになってきているからね」
気配上昇も好走に結びついている。中間は短期放牧を挟み、1週前はCウッドでラスト3F39秒1―24秒1―11秒5と切れのある動きを見せた。
中京も最終週で、インが荒れた馬場はメイショウの差し脚を生かせる舞台だ。またまたズバッと差し込んできていい。