【宝塚記念】ヴェラアズール復権期す
公開日:2023年6月20日 14:00 更新日:2023年6月20日 14:00
「ジャパンCに近づくように」(渡辺師)
ヴェラアズールに注目。
デビューしてからずっとダートを使われていたが、昨年3月に芝に転向して大ブレーク。淡路特別①着、サンシャインS③着、緑風S③着、ジューンS①着とオープン入りを果たした。
夏場はリフレッシュ放牧に出され、秋初戦は初重賞挑戦の京都大賞典を快勝。勢いに乗ってジャパンCも差し切りだ。
この6戦はいずれも上がり3Fは最速だった。しかし、その後は有馬記念⑩着、今年初戦のドバイワールドC⑬着と結果を出せていない。
再び強烈な末脚を繰り出して復権なるか。陣営に聞いた。
◇ ◇ ◇
――ドバイ遠征を振り返って。
渡辺調教師 「意外と小回りコースで変なペースになって。ダートも合わなかったですね。走り切ってない分、消耗もなかったです」
――中間はどのように。
「レースのひと月前にノーザンファームしがらきから戻ってきました。2週前には内めを通ったけど、速い時計が出ています」
――1週前追い切りはCウッド6F80秒0―36秒3、1F11秒4。
「ジョッキーが乗った感じでしまいだけ。遅いかなと思っていたけど、見た目以上に時計が出ていた。単走でこれなら十分でしょう。直前はドバイでケイコをつけていた福永(技術)調教師に乗ってもらいます」
――状態は上向き。
「有馬記念の時は連勝していて、何とかキープしている状態。あの時よりいいと思います。ジャパンCに近づくようにもっていきたいです」
――舞台は阪神です。
「直線までジッとしていて、はじけさせる競馬が合っている。内回りがどうかでしょう」