木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・フリーウェイS】

公開日:2023年5月20日 17:00 更新日:2023年5月20日 17:00

昨年6月に同舞台で2勝クラスを卒業

 自分の敬愛する高橋裕師が5月19日に70歳の誕生日を迎え、ついに調教師定年の年齢に達してしまいました。

 寂しさを覚えながら厩舎へ行くと、相変わらずかくしゃくと所属馬の追い切りの指示など出していて、“本当にもったいないなあ”と思わせる指揮官の姿がありました。

 誕生日のお祝いを…

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5月21日(日)東京競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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