昨年の勝ち馬はダノンスコーピオン（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　今週から東京は６月４日の安田記念までＧⅠ５連戦。初っパナは３歳マイル王決定戦、ＮＨＫマイルＣだ。今年は２０頭が登録してきた。

　まず、注目はドルチェモア。サウジアラビアＲＣは２番手から上がり３Ｆ最速３３秒４の脚を繰り出して、重賞ウイナーの仲間入りを果たした。暮れには朝日杯ＦＳを制して、３戦３勝で昨年を締めくくっている。今年初戦こそ⑦着に敗れたが、たたいて上昇は必至。２歳王者がここで本領を発揮するか。

　重賞２勝のオオバンブルマイ。京王杯２歳Ｓは１０番人気の低評価を覆して１馬身差突き抜けた。今年初戦のアーリントンＣでは外から一気に差して、ゴール前できっちり。道悪になれば、さらにチャンスが広がる。

　エエヤンはニュージーランドＴ勝ち。ハイペースを先行して、最後は後続を１馬身４分の１突き放す強い競馬をしてみせた。マイルで３連勝中と勢いがある。

　ファルコンＳを勝ったタマモブラックタイは直線で狭いところをこじあけてラスト１Ｆ地点で先頭へ。しぶとい走りで②着馬の猛追を鼻差しのいだ。今回は距離延長に対応できるかが鍵となる。

　他にも朝日杯ＦＳ②着のダノンタッチダウン、デイリー杯２歳Ｓ勝ちオールパルフェ、フィリーズレビュー勝ちのシングザットソングなどがスタンバイしている。

　果たして３歳マイル王に輝くのはどの馬か。