日曜に香港のシャティン競馬場で行われた「香港チャンピオンズデー」。

　今年はチェアマンズスプリントプライズにアグリ。そしてクイーンエリザベスⅡ世Ｃにはジェラルディーナ、ダノンザキッド、プログノーシスと合計４頭が出走したが、チェアマンズスプリントプライズはラッキースワイネスが圧勝し、アグリは⑤着。そしてＱＥⅡもロマンチックウォリアーがこれまた圧勝。日本勢ではプログノーシスが②着したが、大きく離されてのものだった。

　ホームの香港勢には完敗の１日だったが、日本のファンとして気になるのはラッキースワイネスの動向か。というのも海外馬で唯一、安田記念への予備登録をしているからだ。

　２月センテナリースプリントＣ、３月クイーンズシルバージュビリーＣも制しており、この日の勝利で「香港スピードシリーズ」を完全制覇。ちなみに、シリーズ完全制覇となると、０４、０５年と２年連続で達成した“英雄”サイレントウィットネス以来となる快挙である。

　そのサイレントは完全制覇後の０５年安田記念に参戦し、タイム差なしの③着と好走。もちろん、正式な出否の決定はまだだが、もし、参戦となれば好勝負は必至か。日本勢にとっては厄介なライバルになってくる可能性も十分だ。