外山の見解

【東京本紙・外山の皐月賞】

公開日:2023年4月15日 17:00 更新日:2023年4月16日 17:28

 2戦2勝ソールオリエンスの脚力を支持したい。

 新馬ではラスト2F11秒0―11秒0の瞬発力勝負を余力十分でこなし、GⅢ京成杯も4角で膨れるロスがありながら、ラスト2F11秒7―11秒5の加速ラップを豪快に抜け出してみせた。

「こういう馬を見ていると楽しいよね。ホント、凄いなぁと思うよ」

 こう言って1週前追い切りを絶賛したのが手塚師だ。

 世代ナンバーワンとも言える脚力は、厳寒期の放牧充電でさらにレベルアップした印象。確かにそのウッド6F80秒8―36秒2、1F11秒1は圧巻の動きだった。

 6F、1Fは当日の最速タイ。特に1Fで同じく11秒1をマークしたのは、先週の忘れな草賞を制したグランベルナデット、桜花賞③着ペリファーニアである。師のコメントも納得の反応の鋭さと加速感。この時点で◎は決まった。

 キャリアの浅さは不安材料ではあるが、それを補って余りある末脚で混戦を断つとみた。

 相手本線にとるのはタッチウッド。新馬圧勝で臨んだ共同通信杯は、出遅れからハナに立つ強引な競馬。失速もやむなしの内容から②着に粘ったのだから、こちらもポテンシャルは高い。

 ◎最大のライバルはこの馬だ。

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4月16日(日)中山競馬場

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外山勲

 1968年生まれ。87年有馬記念、メジロデュレン=ユーワジェームスで決まった枠連(4)(4)1万6300円が競馬との出合いです。以降、どっぷりとこの世界にはまり込みました。
 91年入社。ダービーで言えばトウカイテイオーの年です。キャリアは30年に。
 予想は取材の感触とレース内容を重視。13年秋に東京本紙になってからは、後者に重きを置くようになってきました。レース&パトロールビデオ見まくりで予想に精を出す日々です。
 馬券は単、複、枠連のみの時代から買っていることもあって、オーソドックスに単勝&馬単、馬連の2連系までが多いですね。3連単は自信がある時に頭固定で、というパターンです。
 本紙だけにまずは的中が一番の使命でも、儲けて終わらなければ意味がない。回収率重視で頑張っています。人気薄の◎にも、ぜひ注目してください。

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