【皐月賞】ソールオリエンス1冠目奪取
公開日:2023年4月11日 14:00 更新日:2023年4月12日 12:47
ソールオリエンスがテッポウVを目指す。
昨秋の新馬戦では②着馬とのたたき合いを首差で制した。その後は一息入れて、今年初戦はここと同じ舞台の京成杯に臨んだ。
スタートがもうひとつだった初戦とは違って互角に切り、道中は中団を追走した。3角過ぎから外を回って進出開始。逆手前で走り、大きく膨れたが、直線で追い出されると豪快に伸びた。アッと言う間に先頭に立ち、2馬身半差をつけてフィニッシュ。粗削りながら高い能力を感じさせた。
レース後は放牧を挟んで、ここを目標にコース、坂路併用で仕上げられてきた。2週前にはウッドで古馬オープンとの併せ馬を消化。先週は横山武が手綱を取り、6F80秒8―36秒2、1F11秒1。直線はいっぱいに追われて3馬身突き放し、好仕上がりをアピールしている。
手塚師は「順調にきているよ。放牧を挟んで、さらに良化。しっかりと芯が入った感じがする。リングビットに替えて、コーナリングも心配ないと思う」と話す。
2戦目でスタートが良くなったように、経験をしっかり生かした。今回も走りがスムーズになる可能性は十分にある。
「2走ともスローの競馬だった。本来のペースになった時がどうかも、大丈夫だと思う。かなり能力は高いので、期待しているよ」
手塚厩舎は13年にアユサンが桜花賞、21年にユーバーレーベンがオークスと春の牝馬クラシックを制している。牡馬では18年にフィエールマンが菊花賞勝ち。この時は最少のキャリア4戦目で、3カ月半ぶりだった。同じように最も少ないキャリア3戦目&3カ月ぶりで栄冠を掴み取る。