【皐月賞】ダノンタッチダウン末脚生かす

公開日:2023年4月11日 14:00 更新日:2023年4月12日 12:49

 ダノンタッチダウンに注目だ。

 安田隆厩舎といえば何と言ってもロードカナロア。12、13年にスプリンターズS、香港スプリントを連覇など国内外でGⅠを6勝と“絶対王者”として短距離界を席巻した。

 種牡馬入り後も大活躍している。初年度産駒がデビューした17年こそ重賞で未勝利も、18年にはアーモンドアイの牝馬3冠&ジャパンCを含めて12勝。その後も19年=10勝、20年=12勝、21年=10勝、22年=12勝と毎年、2ケタに乗せてきた。今年もファストフォースの高松宮記念、ベラジオオペラでスプリングSと2勝を挙げている。

 重賞の58勝をトレーナー別に見ると、やはり安田隆厩舎が22勝と9勝の2位以下を引き離している。来年2月いっぱいで定年となるだけに、タッチダウンの走りからは目が離せない。

 最大の武器は切れ味だ。デビュー3戦の新馬①着、デイリー杯2歳S②着、朝日杯FS②着では、相手が強化されながら必ず最速の末脚を繰り出して追い上げてきた。

 前走後は放牧を挟んで調整。先週はCウッド6F83秒0―38秒3、1F11秒7で併入とコース、坂路を併用して順調に乗り込まれている。

「まだ緩さがあるのに、あれだけのパフォーマンス。古馬になればどれだけ良くなるのか楽しみです。皐月賞に向けて調整して、先週はジョッキーが乗り、緩さが残る中でも良くなっているのを確認してもらいました。冬毛が出ていた前走時とは状態も全然違います。人の指示にすごく従順。中山二千にも対応できると思います」(安田助手)

 末脚炸裂で先頭ゴールなるか。

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間