「千四が一番走りやすい」（岩戸師）

中間も順調そのもの（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　トラベログが無傷の３連勝で重賞初制覇を目指す。

　デビュー戦は福島芝千二。２番手追走から抜け出して、きっちり１番人気に応えた。

　その後は放牧でリフレッシュ。年明け初戦はフェアリーＳを狙っていたが、抽選除外で翌週の菜の花賞にスライドすることに。

　今度は好スタートからハナを切ると、前半５Ｆ６０秒６のマイペース。後続を１馬身４分の１差突き放す完勝で連勝を決めた。

「ハナに行って気を使っていても、しっかり走り切れたからね。恵まれたって思われるかもしれないけど、後ろを寄せ付けずに完勝したことを評価したい」（岩戸師）

　勝った後は放牧を挟んで２月１４日に帰厩。ここ目標に順調に乗り込みが進められた。

　１週前はウッドの併せ馬で楽な手応えのまま追い掛け併入。６Ｆ８０秒７―６５秒１―３６秒８、１Ｆ１１秒７の好時計をマークした。

「良かったね。馬なりで８３―６８（秒）くらいのつもりだったのに、楽にこの時計が出たから。後ろにつけても我慢できていたし、いい動きだった」

　今回は初めての長距離輸送が控えているが、その対策として早めに栗東入りする。

「木曜に栗東へ入って、金、土は角馬場で乗る予定。レース当日の輸送が短い方がいいと思って。ナンシーシャイン（２０１３年Ｆレビュー②着）と同じパターンだね」

　千二→千六ときて今度は初距離になる点についても、「千四がこの馬にとって一番、走りやすいと思う。無理に押さえてスピードを殺すことはないけど、リズムさえ崩さなければハナじゃなくても大丈夫」と。

　重賞初Ｖに向けて準備は万端。勝って桜花賞に名乗りを上げるか。