【チューリップ賞】阪神ジュベナイルF出走馬ドゥーラが面白い(ネットオリジナル)

公開日:2023年3月2日 14:00 更新日:2023年3月2日 16:08

 3月を迎えて、いよいよクラシックの足音が聞こえてきた。

 今週の土日メインは、ともにクラシックトライアルレース。西では桜花賞の優先出走権をかけて、チューリップ賞が行
われる。
 過去10年の傾向を見ると、阪神JF組が9勝。17年からは6年連続で勝利と、他を圧倒している。早い時期からGⅠでもまれた経験が、春に生きてくるということか。

 今年の出走馬で該当するのは、ドゥーラただ1頭。⑥着からの参戦だが、軽視は禁物だ。

 札幌で未勝利→札幌2歳Sと連勝して挑んだGⅠ戦は8枠16番スタート。当時の内、前有利のトラックバイアスではこの枠順がハンデとなっていたが、加えてゲートで立ち遅れて道中は17番手追走。ラスト3F地点では先頭と約1秒6もの差があった。普通なら絶望的な位置取りだ。

 だが、それで終わらないのが重賞ウイナー。

 腹をくくって直線勝負に打って出ると、上がり最速の脚を繰り出して、0秒7差の⑥着まで猛追。上がり3Fは35秒0。8番手から2馬身半と突き抜けた勝ち馬リバティアイランドが35秒5だから、後方からとはいえそれを0秒5も上回る脚だった。

 タラレバを言ってはキリがないが、〝枠順がもう少しでも内なら〟〝スタートを決めていれば〟、結果は変わっていたことだろう。⑥着は決して力負けではない。むしろ、世代トップの脚力を証明して見せたのだ。

 巻き返しを期す今回は、意欲的な調整内容。強烈だったのが、1週前のCウッド追い。初コンビを組む戸崎を背に、7F95秒4─36秒9の猛時計をマークしている。前2頭はそれぞれ約10馬身、5馬身とかなり離れた追走。それを直線入り口であっさり射程圏に入れると、直線では重心をグッと沈めて豪快に1馬身先着。ラスト1Fは軽く促された程度で11秒7だから、動きは文句なしだ。

「ジョッキーは〝乗りやすい馬。走る馬特有の体幹の強さがある〟と、手応えを感じてくれたようです。この中間は馬体がフックラして前後、左右のバランスが良くなってます」(高橋康師)

 1週前でしっかり負荷をかけた分、最終追い切りはサッと。坂路4Fは馬なりで54秒4ながら、ラスト2Fは12秒9ー12秒2の加速をラップをマークした。

「時計、動きと申し分ない。ここで何とか権利を獲りたい。どういうレースをするか、楽しみです」

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