【きさらぎ賞】オープンファイア末脚魅力

公開日:2023年1月31日 14:00 更新日:2023年1月31日 14:00

ディープ産駒の最終世代

 オープンファイアに注目だ。

 現3歳はディープインパクト産駒のラストクロップとなる。1つ上の世代は昨年、重賞で5勝をマーク。春クラシックは初めて勝つことができなかったが、秋にはアスクビクターモアが菊花賞を鼻差で制した。

 これで産駒は初年度のマルセリーナでの2011年桜花賞から始まり、12世代連続で国内クラシック制覇の偉業達成となった。加えて、通算24勝はサンデーサイレンスを抜いてトップに。

 最終世代は24頭だけで、そのうち国内で血統登録された馬は6頭しかいない。それでも、今年はライトクオンタムが早々とシンザン記念を差し切り、タイトルホルダーに輝いている。

 ここに出走するオープンファイアは昨秋の中京でデビュー。スタートであおって後方になり、直線でもなかなかエンジンがかかり切らない印象だったが、残り100メートルからはビュンと伸びて首差で差し切った。

 続いて、東京のアイビーSへ。今度もスタートはもうひとつで、道中は後方2番手となった。最後は逃げ馬、2番手で決まった展開を③着まで追い上げている。上がり3F33秒3は最速で2番目より0秒5速い。

 その後は放牧を挟んで調整。先々週、先週とムルザバエフがCウッドで感触を確かめている。

「ここを目標に戻しました。体重は変わりないけど、いい感じでメリハリがつく体になってます。レースは初戦より2戦目の方が道中、ついていけた。これから良くなっていく馬。長い目で見てあげたいです」(斉藤崇師)

 前2戦の末脚から潜在能力は一級品。どのような走りを見せるか。

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