木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・ポルックスS】

公開日:2023年1月7日 17:00 更新日:2023年1月7日 17:00

左側は特徴的な表情

「去年はうまくいき過ぎましたからね。今年はどうでしょうか」と笑いながら話してくれたのは、中山メイン・ポルックスSに担当馬ケンシンコウを出走させる吉開調教助手です。

 ケンシンコウは昨年初戦の東海Sは⑧着だったものの、続くマーチSでは②着と健闘。その後のオープン特別でも大崩れする…

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1月8日(日)中山競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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