木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・阪神ジュベナイルF】

公開日:2022年12月10日 17:00 更新日:2022年12月10日 17:00

 今年のエリザベス女王杯で5番人気と伏兵扱いながら②着と力を見せたウインマリリン。関東馬ながら、栗東トレセンに入厩してトレーニングされた効果も少なからずあったように思えます。

 今では当たり前のように行われている関東馬の栗東滞在。自分が知る限りでは小島茂師がパイオニアのような…

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12月11日(日)阪神競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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