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【ジャパンC】ヴェラアズール 府中の直線で輝きを増す

公開日:2022年11月26日 17:00 更新日:2022年11月27日 16:29

 私の実家は競馬学校のある千葉県白井市にあるので、以前友人に連れられて幸運にもジャパンCの追い切りを見たことがあります。今から30年前の1992年、17歳。海外からやってきた名馬ユーザーフレンドリーの美しさにとても感動したことを今でも覚えています。あの時は、トウカイテイオーとナチュラリズムの直線の叩き合いにより素晴らしいレースになりました。

 90年代は今では考えられないような世界の名馬たちが毎年参戦、強い日本競馬の繁栄を夢見てジャパンCを創設した方々の悲願がかないつつあった時代でした。しかし、2000年代に入ると日本馬の台頭もあり参戦する海外馬は質量ともに下降線をたどる一方となりました。

 海外馬の検疫は白井で7日間、そこから東京競馬場に輸送される2段式でしたが、馬への負担を軽減すべく、今回のジャパンC参戦馬たちから東京競馬場の内馬場に新たに造られた国際厩舎が使用され、空港到着後から一気に東京競馬場に入れるようになりました。香港やアラブ首長国連邦・ドバイの国際競走の場合、開催競馬場に直接入って検疫を行っており、それと同等の形になったわけです。この努力を評価する海外陣営が増えれば、高額賞金を狙って再び凄いメンバーでのジャパンCが見られるはずです。大いに期待したいと思います。

 今年は内外ともに正直手薄なメンバー構成、まだ日本馬に分があるとみています。本命◎は今春、ダートから芝に転じたヴェラアズールです。京都大賞典の直線の脚は本物。長距離路線で開花した5歳馬は、東京競馬場でこそ更に輝くと思います。状態、気配、鞍上、不安要素はありません。陣営も「万全の状態で挑める」と強気。堅軸とみています。勝負!


【馬連】
 軸)⑥ 相手)①②③⑪⑮
 各1000円
【3連単】
 ⑥⑮→⑥⑮→①②③⑪
 各1000円

◎ヴェラアズール
○シャフリヤール
▲オネスト
注ヴェルトライゼンデ
△シムカミル
△カラテ

酒井一圭

酒井一圭

紅白出場を果たした“スーパー銭湯のアイドル”「純烈」のリーダー。グループはスーパー銭湯を中心に年間200ステージをこなし、オバさまたちから絶大な支持を受ける。大阪府出身。競馬歴は約20年。

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